12/04/2009 : サウスイースタンは日本興亜損害保険株式会社と
株式会社損害保険ジャパンの経営統合を支持

日本興亜損害保険株式会社(以下、日本興亜)と株式会社損害保険ジャパン(以下、損保ジャパン)の株式を、それぞれ約18.0%と7.6%、当社のクライアントに代わり保有するサウスイースタン・アセット・マネジメント(以下、サウスイースタン)は、日本興亜と損保ジャパンの経営統合計画を支持することを発表いたします。

経営統合計画に対する当社の分析、ならびに損保ジャパン、日本興亜両社の経営陣と社外取締役候補との当社の協議に基づいて、我々はNKSJホールディングス株式会社(以下、NKSJ)の見通しが確固たるものであり、新会社は業界最高の国際的な損害保険会社となり、経営陣はこの課題を達成することに取り組むとの確信を得ました。

サウスイースタンは統合計画を支持する条件として、すべてのステークホルダー(利害関係者)に利益をもたらすと当社が考える以下の3つの要件を挙げました。

  • 独立した、株主重視の取締役会の設置。
  • 1株当たりNAV(純資産価値)の伸びに連動性をもたせた報酬システムの確立。
  • 政策保有株の運用と投資ポートフォリオの管理に際して、絶対収益確保のために、透明性と説明責任を備え、評価額と長期投資の収益に着目して取り組むというコミットメント。

サウスイースタンは、経営陣がこれらの要件を満たしたことを喜ばしく思っています。日本の損害保険業界に対する当社の過去12年間に及ぶ係わり合いの中で、経営統合を進めるにあたり、投資家と経営陣の間にこれだけのコラボレーションが生まれたケースはほかにはありませんでした。

サウスイースタンは、6名の独立した社外取締役の選任を支持します。これらの取締役は一団となって、当社の要望を共有し、業界最高の世界的な損害保険会社を創り出し、1株あたりの価値を高め、価値の認識を構築していくと確信しています。

サウスイースタンは特に、3名の独立社外取締役の選任を歓迎し、協働できる機会を光栄に思います。各氏は数多くの管理職務の実績と適切な業務経歴を持っています。日本取締役協会の現副会長で、資生堂の元代表取締役社長(CEO)である弦間明氏は、資生堂を最も株主志向の強い日本企業の一つに変革する上で指導力を発揮しました。藤田純孝氏は、伊藤忠商事において元最高財務責任者(CFO)を務め、現在は日本板硝子の社外取締役を務めるなど、経営者として豊富な経験を有しています。ジョージ・オルコット氏は企業の合併統合、アセットマネジメント、および異文化間コミュニケーションの面で比類なき経歴の持ち主です。オルコット氏はケンブリッジ大学ジャッジ・ビジネス・スクールより、統合が加速するグローバルな職場環境の中での日本のコーポレートガバナンスについて著書を出版しています。オルコット氏は日本板硝子の社外取締役および、報酬委員会委員長として、日本の主要大企業の取締役を務める数少ない外国人となりました。また、UBSアセットマネージメント(日本)の元CEOとして、アセットマネージメント業務にも精通しています。

全体として、これらの取締役の布陣と、会社が発表した計画は、つい最近まで日本の保険会社の取締役会が、国内保険の営業以外に経験に乏しい会社関係者の人事に支配されていたことを考えると、ステークホルダーにとって飛躍的な前進となるものです。

サウスイースタンは、こうしたリーダーシップの変化は保険業界の将来にとって好ましい兆候だと考えます。当社の内部評価に照らしても、損保セクター全般、そして特にNKSJの株式市場の評価額は、今ほど割安な時はかつてありません。NKSJは、世界の多くの同業他社に比べはるかに力強い状態で金融危機から抜け出たにもかかわらず、その株式は国際会計基準に従って計算されたNAVの半分以下の水準で取引されています。これに対し、世界では同社より劣る企業がNAVの1.5倍から2倍の株価で取引されています。

サウスイースタンは、新取締役会が経営陣とともに、1株あたりの価値を高め、価値の認識を構築するという当社のコミットメントを共有すると信じています。こうしたコミットメントこそが、NKSJの顧客、従業員、そして株主の立場を強化することになると考えます。

経営陣は、サウスイースタンが経営統合後も状況を監視することについて以下のようないくつかのコミットメントを行いました。こうした会社側のコミットメントの詳細がさらに明らかになるに従って、当社は必要に応じ、さらなるコメントを出す方針です。

  • 提案された取締役会のメンバーの半数は引き続き、適格な独立社外取締役で構成される。
  • 取締役指名と取締役報酬の決定プロセスの透明性を確保するため、取締役指名・報酬委員会を設置し、委員の過半数は適格な社外取締役で構成する。
  • 投資委員会を設置し、委員の過半数は、社外且つ適格な取締役で構成する。投資委員会はNKSJの投資資産の効果的な管理について取締役会に対し定期的にアドバイスする。
  • 政策保有株式(「政策株」)の評価額を第三者の独立評価機関によって継続的に算定させる。

サウスイースタンは、これらの一連の措置が株価の価値を高め、透明性とコーポレートガバナンスを強化する方向への大きな前進となると考えており、NKSJホールディングスの経営陣及び取締役会と協働していきたいと考えています。

この発表は、日本興亜、あるいは損保ジャパンのいかなる株主からも委任状を求めることを意図するものではなく、また両社の株主が議決権を行使するに当たって当社が何らかの勧告をしようと意図するものでもありません。日本興亜、あるいは損保ジャパンの株主は自らの判断で議決権を行使すべきであり、このリリースに記載されている情報に依存すべきではありません。

※ 当社沿革および投資方針は以下のサイトでご覧いただけます。
http://www.southeastern.jp/jp/

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